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“オランダのトランプ”移民の排斥訴える

2017年3月14日 7:00

 オランダ議会下院の総選挙を15日に控え、「オランダのトランプ」とも呼ばれ、台風の目となっている極右政党、自由党のウィルダース党首が13日、移民の排斥を改めて訴えた。

 ウィルダース党首「オランダにいるイスラム教徒の11%は、イスラムの名の下に暴力を行使していいと考えている」

 選挙戦は反イスラムと脱EUを掲げ、トランプ大統領の移民政策を評価する極右政党、自由党が第1党をうかがう勢いとなっており、獲得議席予想の最新の世論調査(13日)では24議席と、与党の自由民主国民党と同数の大接戦となっている。

 投票は15日に行われるが、オランダで極右政党が第1党となれば、大統領選挙を控えるフランスなど各国に影響を与えかねず、今後のヨーロッパの行方を占う重要な選挙となっている。