フランス“少年射殺”抗議デモが過激化 市長の自宅襲撃…車が燃やされ妻と子どもが逃げる際にケガ
フランスで、警察官が少年を射殺した事件に抗議するデモが過激化していて、2日未明には、パリ郊外・ライレローズの市長の自宅が襲撃されました。
フランス当局は暴動による逮捕者や被害は少なくなったとしていますが、2日も、4万5000人以上の警察官を配置して警戒態勢を続けています。
こうした中、パリ郊外・ライレローズの市長の自宅が襲撃されました。ロイター通信によりますと、車が燃やされたほか、市長の妻や子どもが逃げる際にケガをしたということです。当局は殺人未遂で捜査を進める方針です。
今回の暴動は、射殺された少年がアルジェリア系だったことから、「人種差別だ」などとして抗議デモが広がり、フランス各地で暴動に発展しています。地元メディアの取材に応じた少年の祖母は、「孫の死を口実にしている」と述べ、暴動をやめるよう呼びかけました。