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トランプ大統領と習主席 まもなく会談

2017年4月7日 6:19

 アメリカのトランプ大統領と中国の習近平国家主席との初めての首脳会談がアメリカ・フロリダ州でまもなく開かれる。最大の焦点は北朝鮮問題への対応だ。現地から平本典昭記者が伝える。

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 会談が行われるのは、トランプ大統領の別荘。外国の首脳として招かれたのは安倍首相に次いで2人目。リラックスしたムードの中で、けん制しあっていた関係にどんな変化が生まれるかが注目される。

 トランプ大統領は、日本時間7日午前4時頃に現地入りした。また、中国の習近平国家主席も、夫人と共に姿を見せ、この後、初の首脳会談、そして夕食会に臨む。2人はゴルフなどをする予定はないが、意気投合すれば散歩をする可能はあるという。

 最大の焦点は北朝鮮の核・ミサイル問題への対応だ。トランプ大統領は、「北朝鮮の挑発を止めるには、中国の行動が必要だ」と詰め寄る構えを見せている。具体的には、国連での制裁強化など北朝鮮への圧力を強める事を求める姿勢。

 これに対して中国は、「北朝鮮からの石炭輸入を停止するなど責任は果たしている」とし、「悪いのは対話しないアメリカだ」という立場。こうした中国側の対応に変化がでるかがポイントだが、国内向けにも「アメリカと対等な関係」をアピールする必要もあり、簡単に譲歩する事はないとみられる。

 こちらで中国メディアの記者を取材しても、「中国の態度は一貫している。アメリカの圧力にも動じないだろう」と話している。

 注目の会談は約2時間後に行われる。