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救助活動中にロシア軍の“砲撃”も…ウクライナ首相「最後まで戦う」

2022年4月18日 21:44

ロシア軍による攻撃が続き、ウクライナ北東部ハルキウ(ハリコフ)では、救急隊がケガをした住民を救助する最中も砲撃がありました。また、ロシアが攻勢を強めるマリウポリでは、ウクライナ側の戦闘員が残る海沿いの地域にある「アゾフスタリ製鉄所」を“最後の拠点”として、抵抗を続けています。※遺体が映っている映像を加工しています。

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ロシア軍の標的となった集合住宅。戦火に包まれているのは、ウクライナ第2の都市ハルキウです。

市民
「砲弾は病院と、私たちの家を直撃しました」

今、ロシア軍による攻撃が激しさを増しています。

救急隊
「ちょっと手伝ってくれ」

砲撃で負傷し、道路に横たわる女性。担架が運び込まれた、その時でした。

「伏せろ!」

「走れ! 走れ!」

救助活動中にロシア軍の砲撃があったのです。

救急隊
「もう行くぞ、みんな」

「あと2分待って!」

ウクライナで起きている悲惨な現状。

市民
「近くに私の娘が横たわっています。娘は殺されました」

ハルキウでは、この4日間で18人が亡くなったとして、ゼレンスキー大統領は日本時間18日、SNSを通じて『ロシア軍が民間人を攻撃している』と非難しました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「これは意図的なテロ以外の何物でもない」

ハルキウ市長は17日、「ハルキウに安全な場所は一切残っていない」などと、市民に避難を呼びかけています。

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2万人以上もの民間人が犠牲になったとされている、ウクライナ・マリウポリ。

ロシア国防省は、「マリウポリの市街地から、ウクライナ軍を完全に排除した」と発表していますが、17日、ウクライナのシュミハリ首相は――

ウクライナ シュミハリ首相
「まだ、マリウポリは陥落していない。今も我々の部隊がいる。彼らは最後まで戦うだろう」

ウクライナの東部と南部をつなぐ重要な都市として、ロシアが攻勢を強めるマリウポリで、ウクライナ側の戦闘員が残っているのは、海沿いの製鉄所がある地域です。

マリウポリ“最後の拠点”、アゾフスタリ製鉄所。

ロシア国防省は、製鉄所で抵抗を続けているウクライナ側の戦闘員は、2500人以下としていて、ロシア側は、「抵抗を続ければ全員殺害することになる」と警告。マリウポリの完全制圧に向け攻勢を強めています。

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日本時間18日、ウクライナ西部リビウで、NBCテレビが撮影した映像では、突然、遠くから爆発音が響きました。さらにカメラが捉えていたのが、ミサイルとみられる飛翔体です。爆発音が鳴り、着弾したとみられる場所からは煙もあがりました。

リビウの市長は「市内で5回のミサイル攻撃を受けた」としていて、これまでに6人が死亡したということです。

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ウクライナ首都キーウ(キエフ)へのミサイル攻撃も強化しているロシア軍。キーウ周辺では、15日から3日連続でミサイルによる攻撃があり、被害が出ています。

日常が戻り始めていた首都キーウでは、18日も空襲警報が鳴り響いていて、警戒が高まっています。

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