ウクライナ側は投降応じず“徹底抗戦の構え” 要衝マリウポリ
ウクライナ南東部の要衝マリウポリをめぐりロシア側が、投降の期限を設定してからもうすぐ24時間となります。ウクライナ側はこれに応じず徹底抗戦の構えを見せています。
ロシア側は、マリウポリの製鉄所で抵抗を続けるウクライナの戦闘員については、日本時間の17日午後7時までに投降すれば命は保証するとしていました。さらに、「抵抗を続ければ全員殺害することになる」と警告し、完全制圧に向け攻勢を強める構えです。
これに対しウクライナのシュミハリ首相は、「マリウポリはまだ陥落していない。我々の部隊は最後まで闘う」と強調しました。
一方、北東部の第二の都市ハルキウでは17日、救急隊がケガをした住民を救助する最中にも、ロシア軍の砲撃が相次ぎました。地元当局によりますと、これまでに5人が死亡、少なくとも20人がケガをしたということです。
ハルキウの市長は「市内にもはや完全に安全な場所は無い」としていて市民をより危険性が低い場所へ移動させているということです。