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パリで男が自動小銃乱射 「イスラム国」か

2017年4月21日 7:44

 大統領選挙を3日後に控えたフランスのパリ中心部で20日夜、男が自動小銃を乱射した。警察官1人が死亡、2人が重傷となっている。

 フランスの内務省によると、事件があったのはパリの観光名所であるシャンゼリゼ通りで、20日午後9時ごろ、停車していた警察の車両1台が銃撃を受けた。フランスのAFP通信によると、車から1人の男が降りてきて自動小銃を乱射したということで、警察官1人が死亡、2人が重傷となっている。発砲した男はその後、別の警察官に射殺されたという。男の名前や動機などは明らかになっていないが、オランド大統領は「テロと確信している」と話している。

 事件後、過激派組織「イスラム国」系の通信社は、ベルギー出身の「アブ・ユスフ」という「イスラム国」の戦闘員による犯行だと伝えた。事実上の犯行声明と言える。