病院爆発受け安保理緊急会合 一致した対応取れず
パレスチナ自治区ガザ地区北部の病院で起きた爆発を受け、国連では安全保障理事会の緊急会合が開かれましたが、安保理として一致した対応は取れませんでした。
パレスチナ・マンスール国連大使「安保理が2日前に停戦を呼びかけ、適切に行動していれば、それによって何百人もの命が救われたはずだ」
パレスチナのマンスール国連大使は、イスラエルはガザ地区で毎日虐殺を繰り返していると主張し、一刻も早い停戦を呼びかけました。
イスラエル・エルダン国連大使「安保理としてハマスの残酷なテロ攻撃をまだ非難していない。本当に理解できない」
一方、イスラエルは、安保理はハマスによる攻撃をまず非難すべきだと主張し、両者の主張は平行線をたどりました。
理事国のロシアは、安保理が適切な対応を打ち出せなければ、国連総会の緊急特別会合の開催を要請すると述べました。