北朝鮮「核保有国を非難する権利は誰にもない」 NPTでの批判に反発
アメリカ・ニューヨークで開かれているNPT(=核拡散防止条約)の再検討会議で北朝鮮の核開発について批判が相次いでいることを受け、北朝鮮は、「核保有国を非難する権利は誰にもない」と反発しました。
北朝鮮は1993年と2003年にNPTを脱退すると宣言し、1日に開幕したNPT再検討会議には参加していません。
会議で各国から北朝鮮への非難が相次いだことを受け、北朝鮮の国連代表部は3日、「北朝鮮はずいぶん前に、正当な手続きを通じてNPTから脱退した。NPT外の核保有国である、北朝鮮の自衛権行使を非難する権利は誰にもない」と声明を発表しました。
さらに「核不拡散体制の根幹を揺るがす首謀者はアメリカに他ならない」とし、「アメリカを国際司法裁判所で裁くことが不可欠だ」と非難しました。