中国のゼロコロナ政策に抗議するデモに参加したという女性が警察の拘束が迫っているとして助けを求める動画がSNSに投稿され、波紋が広がっています。

デモに参加したという女性「みなさんがこの映像を見ている時点で、わたしはすでに他の友人らと同じく警察に連行されているでしょう」

この女性は北京市内の出版社に勤めていて、去年11月末に北京市内で起きたゼロコロナ政策に抗議するデモに参加したといいます。

その2日後に警察に呼び出され、警告を受けたものの、その際には罪に問わないとして解放されたといいます。

しかし先月半ばデモに参加した友人らが再び警察に呼ばれ、罪名が書かれていない逮捕状にサインを強要されたということです。

女性は自らの危機を悟り、動画を友人に託したということで、SNS上では先月24日に拘束されたとの情報が投稿されています。

動画の中で女性は「平凡な若者たちの人生を代償にして何のために報復するのか」「わたしたちは消されたくない」などと訴えました。