モスクワ銃乱射事件受け…露政府「喪に服す日」と宣言 各地で市民らが祈り
130人以上が犠牲になった銃乱射事件を受けて、ロシア政府は24日を「喪に服す日」と宣言。各地で市民らが祈りをささげました。
現場近くにできた献花台には、朝から多くの人たちが花を持って訪れています。
市民
「大きな悲しみを感じている。犠牲者に追悼の言葉を送りたい」
「襲撃犯を罰する時が来た。彼らにとって恐ろしい方法で罰してほしい」
モスクワのコンサート会場で起きた銃乱射事件では、これまでに137人の死亡が確認されています。これまでに実行犯など11人が拘束されていますが、ロシアメディアはこのうち1人が今月7日に現場を訪れていたとする写真を報じました。現場の下見を行っていた可能性があります。
今回の事件では、過激派組織「イスラム国」のグループの一つ「イスラム国ホラサン州」が犯行声明を出したとみられています。
このグループをめぐっては、ロシア当局が今月7日にもメンバーを摘発したと発表していて、ロシアで活動を活発化させていた可能性があります。
「イスラム国ホラサン州」は、近年プーチン政権がイスラム教徒を抑圧しているとして、ロシアも標的にしていたとも指摘されています。