プーチン大統領 クラスター爆弾「使用する権利を有する」
アメリカがウクライナに供与したクラスター爆弾をめぐり、プーチン大統領は、「我々には十分な備蓄がありロシアも使用する権利を有する」とのべ、ウクライナ側を牽制しました。
プーチン大統領は16日に放送されたロシアメディアのインタビューで「ウクライナ軍がクラスター爆弾を使用した場合、ロシアも使用する権利を有する。 我々には十分な備蓄がある」とのべたということです。
ロシアが南部の前線などの守りを固めるなか、ウクライナの反転攻勢は難航しています。ニューヨーク・タイムズは15日、当局者の話として、「ウクライナが反転攻勢から2週間で兵器の2割を失い、その後、長距離攻撃でロシア軍を消耗させる戦術に変更した」と報じました。
バイデン大統領は、クラスター爆弾供与の背景にウクライナでも弾薬が不足していることをあげています。ニューヨーク・タイムズはまた、クラスター爆弾の供与で反転攻勢が加速する可能性があるとするアメリカ政府高官の話も伝えています。