クラスター爆弾の使用は戦闘地域のみ「限定的」との考え ウクライナのコルスンスキー駐日特命全権大使
ウクライナのセルギー・コルスンスキー駐日特命全権大使が10日、会見を開き、アメリカが供与する方針を示したクラスター爆弾について、使用は戦闘地域のみと限定的になるとの考えを示しました。
ウクライナ・コルスンスキー駐日特命全権大使
「この500日は、我々が望んだものではなく、平和を望んでいた」
都内で会見を開いたウクライナのコルスンスキー駐日特命全権大使は、「できるだけはやく勝利と停戦を達成するため、全力を尽くしている」と話した上で、日本の支援に感謝を述べました。
一方、アメリカがウクライナに供与する方針を示したクラスター爆弾については、「ロシア軍がわれわれの領土に構築した防衛線を破壊するのに有効な武器だ」と述べ、使用は戦闘地域でのみと限定的になるとの考えを示しました。
また、5月のG7広島サミットにゼレンスキー大統領が来日したことについても触れ、「われわれは、日本が核兵器の拡散や核によるテロの脅威を防ぐ努力をしていることを十分に認識している」と述べました。