ゼレンスキー大統領、アメリカ連邦議会で演説「私の尊敬と感謝の言葉が響くことを願っている」
ロシアによる侵攻後、初めてウクライナを離れ、ワシントンを訪問中のゼレンスキー大統領は、さきほどアメリカ連邦議会で演説を行いました。議会前から中継です。
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演説は、こちらの連邦議会でつい5分ほど前に終わりました。まもなくゼレンスキー大統領の車列が出てくる予定です。
演説は、日本時間の午前9時半すぎから始まりました。議員らは、総立ちの拍手で、ゼレンスキー大統領を出迎えました。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領「親愛なるアメリカ国民の皆さん、あなた方は私たちウクライナ人と同じく自由と正義を大切にしています。すべての町、家族が、それを強く求めています。私の尊敬と感謝の言葉がアメリカ人の心に響くことを願っています」
ゼレンスキー大統領は演説で、「この戦いは、ウクライナだけでなく、ロシアが征服しようとする他の国のためでもある」「この戦いは、我々の子孫がどんな世界に住むことになるかを決める。ウクライナ人、アメリカ人、そして人類の民主主義の行く末を決めるのです」などと訴えました。
またゼレンスキー氏は、アメリカの軍事支援にも謝意を示し、支援の継続も訴えました。
議場には、ウクライナ国旗のカラー、青や黄色ジャケットを身につけた女性議員の姿も目立ち、アメリカ側も連帯感を演出しました。
ゼレンスキー氏が今回ワシントン訪問を決めた理由は、大きく二つあります。
アメリカ世論の「支援疲れ」の懸念と、議会下院の主導権が年明けに野党・共和党に移る前に、支援の継続を訴える狙いです。
ゼレンスキー氏が、ワシントンに到着してから6時間あまりですが、まもなく帰国の途につく見通しです。