戦闘“一時休止”期限迫る…延長は? ハマス側「人質家族死亡」と発表
イスラエルとイスラム組織ハマスの合意による戦闘の一時休止は、6日目を迎えました。戦闘休止の期限が迫る中、さらなる延長で合意できるかが焦点です。
イスラエルとハマスの戦闘休止は29日、最終日の6日目を迎え、イスラエル軍は先ほど、人質2人が新たに解放されたと発表しました。中東や欧米のメディアは、戦闘の休止期間をさらに数日間延長する交渉が行われていると報じています。
こうした中、ハマス側は、人質となっていた生後10か月の赤ちゃんを含む一家3人が、イスラエル軍の攻撃で死亡したと発表しました。
イスラエル軍は、「ハマス側の主張の正確性を調査している」としていて、一家の親族らは、「軍によってハマス側の主張が覆されることを期待している」とする声明を出しています。
一方、国連の安全保障理事会の会合では、グテーレス事務総長が戦闘休止の延長交渉を歓迎した上で、「真の人道的停戦が必要だ」と訴えました。
国連・グテーレス事務総長「世界はガザの人々が人道的大惨事の真っただ中にいることを目にしている。我々は決して目をそらしてはならない。真の人道的停戦が必要だと信じている」
また、安保理の議長を務めた中国の王毅外相は、包括的かつ永続的な停戦の必要性を強調しました。