生放送で反戦訴えた露女性また拘束“ウクライナでの戦争は犯罪と述べたため”
ロシア国営放送の生放送中に反戦を訴えた元職員の女性が、17日、警察に一時拘束されましたが、その理由について元職員は、「ウクライナでの戦争は21世紀の犯罪だ」などと述べたためだったと明らかにしました。
今年3月、ロシア国営放送の生放送中に反戦を訴えて辞職した元職員マリーナ・オフシャンニコワさんは、今月15日にもクレムリン近くで、「プーチンは殺人者だ」などと書いたプラカードを掲げるなどしました。
その2日後の17日に警察に連行され、3時間後に釈放されたことを自らのSNSに投稿していました。
オフシャンニコワさんは18日、NNNの取材に対し、拘束の理由について警察から、13日に行ったメディア取材で、「ウクライナでの戦争は21世紀の犯罪だ」などと述べて、ロシア軍の信用を失墜させたためだと説明を受けたことを明らかにしました。その上で「私の活動を止めさせるためだろう」と話しました。
裁判は21日に行われ、弁護士によりますと、日本円にしておよそ7万円から12万円の罰金刑を受ける可能性があるということです。