米IT企業の偽造品販売 中国人に懲役刑
アメリカと中国の貿易交渉が来週に持ち越される中、司法省は15日、アメリカのIT企業の商品の偽造品をアメリカで販売した中国人の男に、4年6か月の懲役判決が下ったと発表した。
司法省によるとテキサス州の地方裁判所は15日、アメリカ企業の商標権を侵害したとして北京出身のルイヤン・リー被告に4年6か月の懲役判決を下した。
リー被告は、少なくとも10年間、アメリカのIT大手・「シスコシステムズ」や「インテル」などの偽造品をアメリカに輸出し販売し続けていたという。
司法省は、正規の製造基準を満たさない偽造品が使われることにより、「ネットワークに依存しているアメリカのインフラを危険にさらす」と強調している。今回、判決を発表した背景には、知的財産の侵害を許さないトランプ政権の強い姿勢が反映されているとみられる。