×

米司法省“企業秘密を盗んだ”中国人を起訴

2018年12月22日 12:55

アメリカ司法省は21日、35歳の中国人がアメリカの石油会社から企業秘密を盗んだとして起訴したと発表した。トランプ政権は、中国の経済スパイの摘発に力を入れている。

司法省によると、アメリカの永住権を持つ35歳の中国人が中国企業からの指示のもと、勤務していた石油会社から10億ドル以上に値する製品の製造に関する情報を盗もうとしたという。

司法省の高官は「知的財産の窃盗はアメリカ企業と労働者にとって有害だ」と非難。「あらゆる手段を駆使してこうした脅威に対処していく」と強調している。

米中を巡ってはアメリカの司法省が前日、サイバー攻撃を仕掛けたとして中国人ハッカーを起訴。中国政府が「国際ルールに違反し悪質だ」と強く反発する事態が起きている。