輸入禁止“容認”韓国「禁止措置続ける」
福島第一原発事故のあと、韓国が、福島など日本の8県から水産物の輸入を禁止している措置をWTO(=世界貿易機関)が事実上、容認したことを受け、韓国政府は12日、「WTOの判断を歓迎する」とした上で、輸入禁止措置を続けると強調した。
WTOの最終判断について、韓国政府は12日、「高く評価し、歓迎する」とした上で、福島など8県産の水産物の輸入をすべて禁止している措置を「そのまま維持する」と強調した。「今後も、輸入食品の安全管理を徹底する」としている。
一方、韓国メディアは、輸入禁止措置を「不当」とした一審の判断が最終審で覆ったことについて、「予想外」「逆転勝ち」などと驚きをもって報道。韓国・聯合ニュースは、韓国政府関係者の話として、「周りには悲観的な雰囲気があったが、判定が覆って安堵(あんど)している」と伝えている。