国連事務総長、ロシアに「戦争犯罪」捜査協力求める
ロシアによる侵攻後、初めてウクライナを訪問している国連のグテーレス事務総長は28日、ロシアに対し、「戦争犯罪」の捜査に協力するよう求めました。
ウクライナを訪問している国連のグテーレス事務総長は28日、多くの民間人が殺害されているのが見つかった首都・キーウ近郊のブチャなど3か所を視察しました。
事務総長は、「私の家族が破壊され、黒くなった家にいることを想像した。パニックになって逃げ惑う孫娘たち、やがて殺される家族の姿が目に浮かぶ」と述べた上で、「戦争は悪だ」と訴えました。
また、「戦争犯罪」について捜査を進めているICC(=国際刑事裁判所)への全面的な支持を表明し、ロシアに捜査への協力を求めました。
キーウでは、ゼレンスキー大統領、クレバ外相と会談し、共同記者会見を行う予定です。
■写真:グテーレス事務総長のツイッターより