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「ジェンダーギャップ指数」日本は世界125位で過去最低

2023年6月21日 14:05
「ジェンダーギャップ指数」日本は世界125位で過去最低

世界各国の男女格差を調査し数値化した「ジェンダーギャップ指数」が20日に発表され、日本は146か国中、125位となりました。過去最低の順位です。

この調査は世界経済フォーラムが毎年、「政治参加」「経済」「教育」「医療へのアクセス」の4つの分野に基づき発表しているものです。

日本は去年と比べ順位を9つ下げ、アジア諸国の中でもベトナムやタイ、韓国、中国を下回り、146か国中125位となりました。調査結果の発表が始まった2006年以来、最低の順位です。上位には14年連続トップのアイスランドに続き、ノルウェー、フィンランドと北欧諸国が並びました。

日本は教育や医療の分野では高評価を得たものの、政治参加の項目では、衆議院での女性議員の割合が10%、閣僚では8.3%にとどまることに加え、女性の国家元首がいまだ存在しないことなどから、138位で下から9番目となりました。

また、世界経済フォーラムは今の進捗状況のままの場合、世界全体で男女間の完全な平等を達成するまでに131年かかるとし、改善のスピードを上げる必要を指摘しました。