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中国・上海市、2分割し事実上のロックダウン

2022年3月28日 0:52
中国・上海市、2分割し事実上のロックダウン

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、中国・上海市は急きょ、市を2分割して、順次、大規模な封鎖を実施すると発表しました。事実上の“ロックダウン”です。

上海市では26日に無症状を含めて2676人の感染者が確認されるなど、今月に入って感染拡大が続いています。

そのため、上海市は、人口およそ2600万人が住む市を東西の2つのブロックに分け、東側を28日午前5時から4日間、西側は来月1日午前3時から4日間封鎖すると発表しました。封鎖期間中、住民の外出は禁止され、一斉のPCR検査が行われます。

また、封鎖地域では、医療従事者や宅配業者など以外は出勤が禁止となり、地下鉄やバス、タクシーなど交通機関の運行も停止されます。

上海市当局はこれまで、「経済への影響が大きすぎるため、ロックダウンはしない」と説明し、感染者の見つかった団地やビルなど小規模な地区封鎖を繰り返してきました。

そのため市民からは、「結局、事実上のロックダウンじゃないか」「自分の団地は、何度も封鎖されてきたのに、これからさらに本格的なロックダウンが始まるのか」と、市当局への不満が噴出しています。