中国の王毅外相と韓国の朴振外相が16日、オンライン会談を行いました。王毅氏はこの中で「陣営にわかれて対抗すべきではない」として米韓関係の強化をけん制しました。

中国外務省によりますと、王毅外相は会談で「新たな冷戦のリスクを防ぎ、陣営にわかれて対抗することに反対していくことは、中韓両国の根本的利益に関わる」と述べ、アメリカや日本との関係を重視する尹政権をけん制しました。

また、「中国の巨大市場は韓国の発展の原動力を絶えず提供するだろう」と述べ、中韓両国の連携によるメリットを強調しました。バイデン大統領の韓国訪問を前にクギを刺す狙いもあるとみられます。

両外相はまた、北朝鮮をめぐる情勢についても意見交換したということです。