韓国・尹大統領の逮捕状審査 本人出席し反論主張か
韓国の尹錫悦大統領による非常戒厳をめぐり、捜査を進めている合同捜査本部は、内乱の疑いで大統領の逮捕状を請求し、裁判所で請求を認めるかどうかの審査が行われています。
尹大統領は18日午後、ソウル市内の裁判所に入りました。裁判所では捜査本部が17日に大統領の逮捕状を請求したことを受けて、その妥当性を非公開で審査していて、尹大統領もここに出席しました。
大統領の到着を受けて、裁判所の周辺には敷地を取り囲むように多くの尹大統領の支持者が集まり、道路を塞ぐなど混乱していて、警察の機動隊などが対応に追われています。
韓国メディアは、捜査本部が裁判所に提出した捜査資料で、尹大統領がSNSアカウントを削除するなどしたとして、証拠隠滅の恐れを指摘していると報じています。これに対し、尹氏側は「荒唐無稽だ」と反論する方針だということです。
裁判所の判断は、18日遅くから19日未明に示される見通しです。
最終更新日:2025年1月18日 18:25