ロシアが穀物倉庫を攻撃…国連安保理が緊急会合 各国が非難もロシアは発言せず
ロシアによるウクライナの穀物倉庫などへの攻撃が相次いでいることを受け、国連の安全保障理事会は26日、緊急会合を開きました。各国から非難が相次ぐ中、ロシアは発言しませんでした。
米トーマス・グリーンフィールド国連大使
「世界の食糧供給に対する攻撃であり、飢餓・栄養失調・飢饉(ききん)に直面するすべての人々、特に最も食糧を確保できない地域の人々に対する攻撃だ」
アメリカの国連大使はこのように述べた上で、ロシアに対して直ちに攻撃を停止し、穀物輸出の合意に復帰するよう呼びかけました。
今月のロシアによるウクライナへの攻撃では、6万トンの穀物が被害を受けたケースもあり、世界的な食糧危機への懸念から、小麦の価格が大きく上昇するなどしています。
会合では各国からロシアへの非難が相次ぎましたが、ロシアは一言も発言せず、協議する姿勢を示しませんでした。