南米エクアドルは18日、中国人へのビザ（査証）の免除措置を一時的に停止すると発表しました。

エクアドルの外務省は18日、入国から90日以内の短期滞在の中国人に対し、ビザ（査証）の取得を免除していますが、この措置を一時的に停止すると発表しました。

外務省は、中国からの入国者のおよそ50％が正規のルートで出国せず、他の目的地を目指していると指摘しています。

アメリカのシンクタンクによりますと、2023年に中国人がエクアドルに入国した回数がおよそ4万8000回に対し、出国については2万4000回だということです。

近年、アメリカの国境で身柄を拘束される中国人が急増していて、エクアドルが入り口になっているものとみられています。