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イスラエル軍の誤射で殺害の人質3人、白旗を掲げていた 現地メディア報道

2023年12月17日 1:18

イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区での戦闘中に、誤って殺害したイスラエル人の人質3人をめぐり、現地メディアは人質が白い旗を掲げていたと報じました。

イスラエル軍は15日、ガザ地区での軍事作戦で、拘束されていた人質3人を誤って射殺したと明らかにして、原因の調査を進めてきました。

イスラエルメディアは16日、兵士が3人に気づいた時、全員シャツを着ておらず、抵抗の意図がないことを示す白い旗を掲げていたことが、軍の初期の調査で明らかになったと伝えました。

兵士はイスラム組織ハマスがワナに誘い込もうとしていると考えて発砲し、他の部隊に「テロリストだ」と叫んだということです。

一方、中東メディアのアルジャジーラは15日、イスラエル軍の攻撃によりカメラマンが死亡したと報じました。カメラマンはガザ地区南部ハンユニスの学校で取材中にミサイル攻撃でケガをしましたが、軍が救助活動を5時間以上妨げ、その後、死亡したとしています。

CPJ(=ジャーナリスト保護委員会)によりますと、10月7日の戦闘開始以降、少なくとも64人のジャーナリストやメディア関係者が死亡したということです。