アメリカのオースティン国防長官がバイデン大統領に数日間、報告せずに入院していた問題で、国防総省は9日、オースティン氏が前立腺がんの手術を受けていたと明らかにしました。

アメリカ国防総省は9日、オースティン国防長官が定期健診で前立腺がんと診断され、去年12月に手術を受けたことを明らかにしました。早期発見だったため術後の経過は良好だとしています。

オースティン氏は今月1日、この手術の合併症により救急搬送され再び入院しましたがバイデン大統領が入院を把握したのは4日になってからでした。

一方、ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は、バイデン大統領がオースティン氏の病名を知らされたのは9日になってからだったと明らかにしました。

国防総省が入院や病状についてバイデン大統領に知らせていなかったことに政権の危機管理体制への批判が高まっています。