ガザ支援船がキプロスに帰港、物資届かず NGO職員ら7人死亡で活動一時停止
パレスチナ自治区ガザ地区で、イスラエル軍の空爆によってNGO職員ら7人が死亡したことを受け、NGOが活動の一時停止を発表し、支援物資を積んだままの船が3日、キプロスに戻りました。
ガザ地区で食料支援を行っていた国際NGOの「ワールド・セントラル・キッチン」の職員ら7人が、イスラエル軍の空爆によって死亡したことをめぐり、NGO側はガザ地区での活動を一時停止すると表明しました。
活動の一時停止を受けて、3日、ガザ地区に届けられないままとなった支援物資およそ240トンを積んだ船が、出発したキプロスに戻りました。NGO側はイスラエル軍の対応を批判していて、活動再開の見通しは立っていません。
こうした中、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のラマラでは、ガザ地区への人道支援のための募金活動が行われています。
ラマラ市広報担当者
「パレスチナ人としてだけではなく、人として今行動することが、我々の責務だと思います」
「この募金活動がガザ地区の人々の助けになることを願っています」
募金はオンラインでも行われていて、ガザ地区で医療活動を行うパレスチナ赤新月社へ寄付される予定だということです。