ロシア軍の侵攻から1年…ウクライナ国内は「総力戦」
ロシアによるウクライナ侵攻から24日で1年です。ロシア軍が再び大規模なミサイル攻撃を準備しているとの見方がある中、ウクライナ国内では、民間企業が軍を支援するなど「総力戦」となっています。
キーウの独立広場の一角には、戦闘で亡くなった兵士の名前などが書かれたウクライナの国旗が並べられていて、23日も国旗を立てる人の姿が見られました。24日にはゼレンスキー大統領が会見する予定で、発言が注目されています。
また、ウクライナでは侵攻の長期化で、軍隊経験のない兵士らへの訓練が急務となっています。ウクライナ側の民間人の死者は8000人を超え、兵士も1万人以上が犠牲となる中、キーウ州では連日のように兵士が訓練を受けています。
ウクライナ領土防衛隊「長期戦に備えて、準備を整えておかなければなりません」
一方、民間企業も軍を最大限支援する取り組みを続けています。キーウにある車の整備会社では、軍関係者の車両を最優先で修理し、料金も割引や無料にしているということです。
車の整備会社オーナー・オレグさん「できるだけ車を早く修理して、勝利に貢献できるように努めています」
「総力戦」となる中、市民からは侵攻から1年を迎え、勝利を確信しているという声が多く聞かれました。
市民「私たちには今“未来”があります。誰も私たちを打ち負かすことはできません」「(この戦争は)ロシアの崩壊でしか終わらないと思います。そうならなくてはいけません」
この日にあわせてロシア軍が再び大規模なミサイル攻撃を仕掛けてくるとの見方があり、警戒も強まっています。