ロシア国防省は10日、400隻以上の艦艇が参加する大規模な海軍演習を開始したと発表しました。日本海では中国海軍との合同演習も行われていて、日米などをけん制する狙いがあるとみられます。

ロシア国防省によりますと、太平洋や地中海など各海域で10日に始まった海軍の大規模演習には、400隻以上の艦艇や9万人以上の兵員が参加するということです。

プーチン大統領は演習の開始に際し、「過去30年で最大規模だ」とした上で、アメリカに対抗し、核兵器を含む海軍力の強化を続けると強調しました。

日本海では中国海軍も参加する合同演習が行われていて、中国国防省は狙いについて「両軍の協力を高め、安全保障上の脅威に共同で対応する能力を高めること」としています。

両国は海軍の連携強化をアピールすることで、アメリカや日本などをけん制する狙いがあるとみられます。