北朝鮮が巡航ミサイル2発発射 米韓合同軍事演習に反発か
北朝鮮が17日午前、巡航ミサイル2発を発射したと韓国軍が明らかにしました。アメリカと韓国による合同軍事演習に反発する狙いがあるとみられます。
韓国軍によりますと、北朝鮮は17日朝早く、西部の温泉から巡航ミサイル2発を朝鮮半島西側の黄海に向けて発射しました。北朝鮮によるミサイルの発射は、短距離弾道ミサイル8発を相次いで発射した6月5日以来です。
韓国では16日から米韓合同軍事演習の事前演習が始まっていて、来週からの本演習では4年ぶりに兵力を動員した戦闘訓練などを再開します。
北朝鮮としては米韓の軍事演習に反発する狙いがあるとみられ、今後さらなる対抗措置に踏み切る可能性もあります。
韓国の尹錫悦大統領は17日、会見で、北朝鮮に対し非核化の段階によって様々な支援を行うと改めて呼びかけた上で、「力による北朝鮮の現状変更は全く望んでいない」と述べ、対話に応じるよう求めました。