戦闘機・爆撃機・軍艦…中国軍が台湾周辺に展開 弾道ミサイルも発射 【大規模軍事演習】
中国がアメリカのペロシ下院議長の台湾訪問に対する報復と位置づける台湾周辺での大規模な軍事演習が、4日に始まりました。
中国軍は演習の様子を相次いで動画で公開しました。台湾国防部によりますと、中国軍の「東風」型弾道ミサイルも台湾周辺の海域に向けて11発発射されたということです。
また、戦闘機や爆撃機など100機以上の航空機や、10隻以上の艦船も台湾周辺に展開しました。
中国国防省は演習について、「アメリカと台湾の結託に対する厳正なる抑止だ」と主張しました。
演習は7日まで続けられる予定で、台湾の市民からは不安の声が上がっています。
台湾市民「中国側に侵攻してこないでほしい」
一方の台湾軍も厳戒態勢を取っています。
台湾メディアによりますと、演習区域の中には台湾の海岸からおよそ18キロの海域も含まれており、台湾側は「地域の平和を破壊する不合理な行動を非難する」と反発しています。