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“輸出管理強化“日韓が協議も議論は平行線

2019年10月12日 6:31

韓国が、日本による輸出管理強化が差別的だとして、WTO(=世界貿易機関)に提訴している問題で、両国の代表は11日、スイスで協議を行ったが議論は平行線に終わった。

日本と韓国の協議は、貿易紛争の処理をまず2国間で話し合うとのWTOの規定に基づき行われた。

日本側は、輸出管理の強化が安全保障上必要な措置だと、改めて説明したという。

黒田淳一郎・通商機構部長「WTO協定違反には全く当たらない旨を主張した。韓国側の政治的な動機によってWTOに持ちこんだことは不適切だと述べた」

韓国側も、差別的な措置だとのこれまでの主張を繰り返し、協議は平行線だった。

協議は今後も続くが、物別れに終わった場合、韓国側はWTOの小委員会での裁定を求めることが可能。