中国製薬大手がコロナ治療薬の販売開始を発表 中国産の治療薬の販売は初
中国の大手製薬会社は7日、新型コロナウイルスの治療薬の販売を始めたと発表しました。中国産の治療薬の販売は初めてだということです。
中国の製薬大手「騰盛博薬」傘下の子会社「騰盛華創」は7日、新型コロナウイルスの治療に効果があるとする薬の販売を始めたと発表しました。2種類の薬剤を注射で投与するタイプで、中国で販売される初の国産治療薬だということです。
中国メディアによりますと、この治療薬は日本円でおよそ20万円以下で提供される見通しだということで、欧米メーカーの同様の治療薬よりもやや安価だということです。
中国政府はわずかな感染拡大も徹底的に封じ込めるゼロコロナ政策を維持していますが、経済への影響を懸念する声も出ています。
こうした中、専門家からはゼロコロナの緩和に向けては治療薬やワクチンのさらなる開発が必要だとの声も出ていて、中国政府としても開発を後押しする構えです。