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首都キエフ警戒感高まる ウクライナ大統領「平和を望んでいる」と強調…「ヨーロッパの盾となってきた」とも

2022年2月20日 6:50

ロシアによるウクライナ侵攻の懸念が高まる中、ウクライナの首都キエフでは、混乱は見られないものの警戒感が高まっています。

首都キエフの中心部では、人通りは前日と変わらず、週末ということもあり、家族連れの人たちも多くみられます。キエフについて、アメリカのバイデン大統領が、ロシア軍の標的になるだろうと発言しました。

市民「プーチン大統領が侵攻する理由は、自分の政権を守るためです。もし侵攻しなかったら政権が倒れてしまうのでしょう」

市民「侵攻の可能性は50%くらいあると思います。念のためいつも準備しているので大丈夫です」

ゼレンスキー大統領は19日、ドイツで開かれた安全保障会議で各国の首脳らを前に演説し、「我々は平和を望んでいる」と強調しました。その一方で「ウクライナはヨーロッパの盾となってきた」とも述べ、西側諸国はウクライナをNATOに加盟させるべきかどうか率直に議論すべきだと訴えました。

同じ日、ロシアのプーチン大統領は、結束するベラルーシのルカシェンコ大統領とともにミサイルの発射演習を視察しました。核弾頭も搭載可能な大陸間弾道ミサイルや、地上発射型ミサイルの「イスカンデル」などを発射し、全て目標に命中したとしています。

欧米がG7の結束を見せるのに対抗してロシアとベラルーシの軍事協力をアピールする形となりました。

ロシア軍の状況についてアメリカのオースティン国防長官は19日、「攻撃態勢にある」と述べています。