米コロンビア大学が卒業式中止を発表 反イスラエルデモ影響…警備上の懸念
アメリカのコロンビア大学は学生らの反イスラエルデモをうけ、今月15日に予定されていた卒業式を中止すると発表しました。
全米に広がったデモの起点になったコロンビア大学では、パレスチナを支持するデモ隊を警察が強制排除しましたが6日、イスラエル支持派が大学周辺に集まり、親パレスチナのデモに抗議する集会を開きました。
大学側は、警備上の懸念があるとして、今月15日に予定されていた全学部共通の卒業式を中止すると発表しました。
大学4年生「コロナで高校の卒業式がなくなり、次の人生の節目である大学の卒業式も祝うことができなくなった」
こうした中、MIT=マサチューセッツ工科大学では、警察が設置したフェンスを学生らが破壊し、再び占拠が始まっています。一連のデモで学生らは、大学側に対してイスラエル軍と関係のある企業などへの投資を明らかにした上で、資金をひきあげるよう、求めています。
アイビーリーグのうちのひとつブラウン大学では、今月中に学生らの訴えを聞く機会をもうけるとしていて、学生らとの対話で打開策を模索する動きもでています。