現職大統領破り野党候補勝利 アルゼンチン
経済危機に陥っている南米、アルゼンチンで、27日、経済政策を最大の争点とした大統領選挙が行われ、中道左派の野党候補が現職の大統領を破り、勝利した。
アルゼンチンの大統領選では、再選を目指した現職のマウリシオ・マクリ大統領に、中道左派の野党候補、アルベルト・フェルナンデス氏らが挑んだ。
27日、現地では投開票が行われ、現地メディアによると、フェルナンデス氏が大きく差をつけて勝利した。フェルナンデス氏は、マクリ大統領が成果を得られなかった経済政策の見直しを訴え、支持を集めたとみられている。
フェルナンデス氏は、「新しい道筋をつけてくれた人々の投票に感謝する」と勝利宣言した。
アルゼンチンでは、現地通貨のペソが下落し続けるなどしていて、財政の再建が喫緊の課題となっている。