大統領選まで1年 トランプ氏再選はあるか
来年のアメリカ大統領選挙までちょうどあと1年。トランプ大統領がもう一度選ばれるのかどうか、昨夜の深層NEWSに出演したアメリカ政治の専門家3人の意見は分かれた。
慶応大学の中山俊宏教授と明治大学の海野素央教授は、トランプ大統領の再選について「×」の札を上げ、自民党の長島昭久衆院議員は「○」の札を上げた。
慶応大学・中山俊宏教授「私が(トランプ再選に)×を上げたのは、トランプ大統領は候補として弱いという意味なんですよ。支持率の問題とか、大統領としての威厳とか、無党派層からの支持を落としているとか。候補として見た時に、徹底的にトランプは弱い。そういう意味でトランプ自身は勝てないが、その裏で民主党も分裂しているから、トランプは勝てないけど、民主党が負ける可能性があるということを言おうとした」
明治大学・海野素央教授「ABCニュースとワシントンポストが10月末にやった最新の調査だと、共和党内のトランプ支持率って74%まで落ちているんですよ。いま、ちょっと決め手に(民主党も共和党も)両方欠けるような状況と見た方が良い」
また、トランプ大統領が再選されると予想した自民党の長島昭久議員は、第2次大戦後に現職大統領が再選できなかった時は、すべて景気が後退局面にあったとして、経済情勢が選挙を左右する可能性があると指摘した。