日韓防衛相会談“立場の差”確認にとどまる
日本と韓国が軍事機密を共有するための協定(=GSOMIA)の失効が6日後に迫る中、河野防衛相と韓国の鄭景斗国防相が17日、タイで会談したが、両国の立場の差を確認するにとどまった。
河野防衛相「GSOMIAについても、韓国側の賢明な対応を求めました」
鄭景斗国防相「外交的にうまく解決できるよう努力してほしいと注文した」
河野防衛相は会談で、今月22日を限りに失効するGSOMIAについて、破棄の決定を見直すよう求めた。鄭国防相はこれに対し、破棄を決めた責任は、「安保上の信頼関係が損なわれた」との理由から輸出管理を強化した日本側にあると改めて主張。「外交的な解決を求める」として、日本側に譲歩を求めた。
日韓両国は、北朝鮮の非核化などに向け、アメリカを含む3か国の連携の重要性では一致したものの、協定の失効が6日後に迫る中、事態の打開に向けた糸口は見いだせていない。