デモ隊拠点の大学周辺で激しく衝突 香港
政府への抗議活動が続く香港では17日も、デモ隊が拠点にしている大学の周辺で催涙弾や火炎瓶が飛び交うなど、警察との衝突が激しさを増している。
傘をさして香港理工大学前の道路に集まったデモ隊が警察に大量の火炎瓶やレンガを投げて攻撃すると、警察が放水車と催涙弾で応戦し、激しい衝突となった。警察の発表によると、衝突の最中にデモ隊が放ったアーチェリーの矢が、メディア対応をしていた警察官の足に刺さり、病院に搬送されたという。こうした事態を受けて、警察はデモ隊の行為が「暴動」の域に達したとして、暴動罪で逮捕すると警告している。
香港理工大学は現在、デモ隊の唯一の拠点となっていて、学生らが数日前から立てこもり、周辺の道路をバリケードで封鎖している。警察は18日までに道路を復旧させる狙いがあるとみられるが、デモ隊の激しい抵抗にあい、にらみ合いが続いている。