催涙弾が少年の頭部に…重体 香港抗議活動
政府への抗議活動が連日続く香港で13日、警察が放った催涙弾がデモ隊の15歳の少年の頭部にあたり、意識不明の重体となっている。
香港メディアによると、北部の天水圍で、警官隊が放った催涙弾がデモ隊の15歳の少年の頭部にあたり、意識不明の重体だという。
また、別の場所では、政治的な意見の違いからデモ隊と市民が衝突。レンガなどを投げ合う中、市民側の70歳男性が頭部を負傷し、重体になっているという。
こうした混乱を受け、香港政府トップの林鄭月娥行政長官は13日、政府高官らとの緊急会議を招集。一部メディアでは、混乱に対処する新たな方法として、夜間外出禁止令などが検討されているのではと報じている。
香港では14日、安全確保のため、すべての学校を休校とする措置がとられるなどしており、混乱はしばらく続きそうだ。