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“WTO提訴”2回目協議も日韓再び平行線

2019年11月20日 7:30

日本による輸出管理強化をめぐり、韓国がWTO(=世界貿易機関)に提訴している問題で、19日、スイスで行われた日韓両政府の2回目の協議は、再び平行線で終わった。

この問題は、日本政府が韓国向け半導体の原材料などの輸出管理を強化したことに対し、韓国側がWTOに提訴したもの。19日、ジュネーブで行われた日韓両政府の2回目の協議は、差別的な措置だと主張する韓国と、ルール違反ではないとする日本が、互いに従来の主張を繰り返し、先月1回目の協議に続いて進展はみられなかった。韓国側は、WTOの裁判所にあたる機関に裁定を求めることを含め、今後の対応を検討するとしている。

また、日本の輸出管理強化の撤回と引き換えに、韓国が破棄の決定を再検討する立場を示していた、日本と軍事機密を共有するための協定(=GSOMIA)について、今月22日いっぱいの期限を前に協議の行方が注目されたが、議題に上らなかった。