ウクライナ国防相「過去4か月で約378億円の不正摘発」
ウメロフ国防相(ウメロフ国防相SNSより)
ウクライナ軍の調達をめぐる汚職事件などの対応にあたっているウメロフ国防相は9日、過去4か月の間に日本円で約378億円に相当する汚職などの不正を摘発したと明らかにしました。
ウクライナのウメロフ国防相は9日、SNSへの投稿で、「国防省の優先事項のひとつは、組織の不正を一掃することだ」と改めて強調しました。その上で、国防省内の調査により、過去4か月間で、日本円で総額約378億円以上に相当する不正を摘発したことを明らかにしました。
また、ウクライナの国家捜査局も8日、元国防副大臣ら国防省の元幹部ら3人を軍の調達をめぐる横領に関わった疑いで摘発しました。
ウクライナのゼレンスキー政権は欧米各国に軍事支援の継続を求めており、各国の理解を得るためにも軍内部の不正一掃に全力を挙げる方針です。