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南京事件から82年 中国政府主催追悼行事

2019年12月13日 18:57

12月13日は旧日本軍が多くの中国人を殺害したとされる「南京事件」が起きた日で、中国政府主催の追悼行事が行われた。

南京事件が起きてから82年となった13日、中国・南京市では、中国政府主催の追悼行事が行われ、軍の関係者や地元の学生などが参加した。地元政府によると、南京事件の生存者は高齢化で減少していて、現時点で78人となっている。

スピーチに立った中国共産党指導部の一人、黄坤明中央政治局委員は「日本の侵略者が犯した罪は永遠に歴史の恥」と厳しい表現を使う一方で、「日中関係は発展のチャンスで、新時代にふさわしい関係を一緒につくるべきだ」と参加者に語りかけた。

この追悼行事は2014年に「国家イベント」に格上げされ、2年前には習近平国家主席が出席して大々的に行われたが、今年は、去年に引き続き国家主席の出席はなかった。習主席が来年春に国賓として日本を訪問する予定で、日本側への配慮もあるとみられる。