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マクロン氏とルペン氏がテレビ討論で激しい論戦 フランス大統領選“決選”前に

2022年4月21日 12:34

3日後に行われるフランス大統領選挙の決選投票を前に、現職のマクロン大統領と極右政党のルペン候補がテレビ討論に臨み、ウクライナ情勢などをめぐって激しい論戦を繰り広げました。

選挙戦では、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、物価上昇への対応や外交政策などが争点となっていて、マクロン大統領はルペン候補のロシア寄りの姿勢を厳しく非難しました。

マクロン大統領「あなたはロシアの力、プーチン大統領に依存している。2015年にロシアの銀行と融資契約をしている」

ルペン候補「あなたは私が独立していることをわかっているはずだ。私がフランスとフランス人を守るのは愛国者であるからだ」

また燃料価格など物価上昇への対応をめぐって、ルペン候補が「エネルギー関連の税金を引き下げる」とアピールしたのに対し、マクロン大統領は、財源を確保できるか「不確かだ」と批判しました。

テレビ討論を見た市民「マクロン大統領の方が冷静で良かった」

テレビ討論を見た市民「ルペン候補はもっと努力が必要で、大統領のレベルには達していない」

最新の世論調査では、マクロン大統領が10ポイント以上リードしていて、テレビ討論についても、ルペン候補より説得力があったと答えた人が約6割に上っています。

投票は24日に行われます。