プーチン大統領が強調“ドンバス地方にロシアが平和をもたらす”
ウクライナ南東部マリウポリでロシア軍の圧力が強まっています。街の完全制圧を狙うロシア軍は、製鉄所に立てこもるウクライナ兵に対し、20日に投降するよう呼びかけました。
ロシア軍は市民1000人以上が避難しているとされるマリウポリの製鉄所を包囲し、攻撃を続けています。
こうした中、ロシア国防省は日本時間の20日午後8時からと時間を定めて、製鉄所内にいるウクライナ側の兵士らに投降するよう求めました。投降の要求はこれで3度目ですが、これまでに新たな動きは確認されていません。
ウクライナ大統領府顧問は、「マリウポリは持ちこたえている」「製鉄所や他の地域での戦闘で、敵は多くの損失を被っている」としています。
一方で20日、ロシア国防省はICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験に成功したと発表しました。あらためて軍事力を誇示し、欧米諸国をけん制する狙いだとみられます。
プーチン大統領はこの日、大統領府で開いた会合でウクライナ東部について…。
プーチン大統領「あなたが(ドンバス地方の)子どもたちに支援運動をしているのは素晴らしい。ありがとう」
少女「ありがとうございます。ロシアのお陰で平和になると信じています」
プーチン大統領「そうなる」
ウクライナ東部地方には、ロシアが平和をもたらすと強調しました。