米バイデン氏「新たな戦争に近づけている」
今年のアメリカ大統領選挙の野党・民主党の有力候補、バイデン前副大統領が7日、イラン情勢について演説し、「トランプ大統領が新たな戦争に近づけている」と批判した。
バイデン前副大統領は、イラン革命防衛隊の司令官の殺害をめぐり、トランプ大統領は「危機的に無能だ」と痛烈に批判した。
バイデン前副大統領「中東で長く続く戦争を終わらせたいという大統領が実際には危険なほど新しい戦争に近づけている」
また、トランプ大統領は司令官の殺害に至った根拠を国民に説明していないと指摘したうえで、ただちに各国と協力し、戦争を避ける方法を模索すべきと主張した。
バイデン氏としてはイランへの対応をめぐり、トランプ大統領への批判を強めることで、自らの支持拡大を狙う思惑もあるものとみられる。