アメリカ大統領選に向け、野党・民主党の指名争いで支持率トップのバイデン前副大統領は１９日、ＮＮＮの取材に応じ、「すごく順調だ」と自信を示した。

オバマ政権で副大統領を務めたバイデン候補は、１０人以上が乱立する民主党の候補者レースで支持率トップを維持し、現在、最有力とされている。

来月から予備選が始まるのを前に南部・サウスカロライナ州を訪れたバイデン候補は、１９日、ＮＮＮの単独取材に笑顔を交え、自信ものぞかせた。

──指名獲得の自信は？

民主党　バイデン氏「すごく順調だと思う。自信過剰にはなりたくないけどね」

黒人の有権者を支持基盤の一つとするバイデン候補は、この日、多くの黒人の支持者を前に「トランプ大統領が人種差別を助長している」などと痛烈に批判、政権奪還を訴えた。

民主党　バイデン氏「トランプ大統領にはもううんざりだ。我々はこの状況を変えることができる」

支持者らと抱擁を交わし、親しみやすい人柄をアピールしたバイデン候補だが、７７歳という年齢を不安視する声も上がっている。

野党・民主党内では、初の女性大統領を目指すウォーレン候補、３０代の若手ブティジェッジ候補らライバルとの指名争いが激しさを増している。