今年秋のアメリカ大統領選挙に向け、野党・民主党の候補者選びが、日本時間４日午前、初戦の舞台、アイオワ州で開幕した。

当初結果が出ると予想された時間が過ぎたが、一つも中間結果が出ていない。こうした中、先ほど動きがあった。バイデン前副大統領がホテルを出て支持者の集会場へ向かい、急きょ演説を行った。演説ではバイデン副大統領は「いい気分だ、接戦になりそうだ、トランプの再選を許してはいけない」などと話していたという。

一方、サンダース上院議員が直前一週間で急速に追い上げ、ここアイオワ州においては、支持率で逆転している。

また、ＮＢＣが党員集会の会場で行った調査によると、候補に望む条件について「トランプ大統領に勝てる」が６３％と、「政策の一致」の３５％を大きく上回っている。これは今回の大きな特徴かもしれない。

一方、ここアイオワ州では、与党・共和党の党員集会も行われた。ただ、有力候補はトランプ大統領だけ。複数のメディアが、勝利確実を早々に伝えている。

これに合わせて、長男のトランプ・ジュニア氏らがアイオワ州で記者会見を開いて、民主党候補を批判。早速、秋の本選に向けてけん制する一幕もあった。