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米民主党の候補者選び“トラブル”異例事態

2020年2月4日 15:37

アメリカ大統領選挙に向け、野党・民主党の候補者選びがアイオワ州で始まったが、異例の事態になっているようだ。現地から矢岡亮一郎記者が伝える。

当初の想定では勝利宣言が行われているはずの時刻だが、いまだ中間結果さえ一つも出ない異例の状況が続いている。そして、各有力候補は結果を待たずに支持者の前に現れ、演説を行った。

バイデン前副大統領「長い夜になりそうだが、よい気分だ。接戦になりそうだ」

サンダース候補「ある時点で結果が発表されると思う。結果が出た時、我々にとてもよい結果が出ると思っている」

候補者を選ぶ党員集会は、日本時間4日午前10時から、アイオワ州内およそ1700か所で行われ、当初の想定では数時間で集計が終わる予定だった。アイオワ州の民主党本部は、システムトラブルが発生したと説明している。また、ハッキングされたとの情報も一部で流れたが、これは否定した。

結果発表のメドもたたず、メディアセンターの記者たちは待ちぼうけが続いている。トランプ大統領に挑む候補者選びは、いきなりの「想定外」に見舞われている。